家族の1人が安いプランに移ると、その人の携帯代は下がります。けれども、家族割のグループから抜けると、残る家族の割引が減ることがあります。
家族全体で見た差は、自分の携帯代の差よりも小さくなることがあります。どれだけ小さくなるかは、家族の人数と、移る先で決まります。
家族全体の差は、3つの額で決まる
- 自分の月額の差:今のプランと、移る先のプランの月額の差です。
- 自分が受けていた家族割:移ると、自分の割引はなくなります。
- 残る家族の割引の減り:家族割の人数が減って、残る家族の割引が小さくなる分です。人数や移る先によっては、減りません。
3つ目の額は、残る家族の請求に出るので、自分の請求だけを見ていると気づきにくい額です。
残る家族の割引が減るかは、人数と移る先で決まる
大手3社の家族割は、グループの人数(回線の数)によって、1回線ごとの割引の額が変わります。
| 家族割 | 2人 | 3人以上 |
|---|---|---|
| au 家族割プラス | 660円 | 1,210円 |
| ドコモ みんなドコモ割 | 550円 | 1,210円 |
| ソフトバンク 新みんな家族割 | 660円 | 1,210円 |
表の額は、1回線ごとの月の割引です。au の額は「家族割プラス」、ドコモの額は「みんなドコモ割」、ソフトバンクの額は「新みんな家族割」の公式ページの額です。
au の U18バリュープランは、2人で220円、3人以上で550円です。ソフトバンクのデータプランミニフィット2は、2人で220円、3人以上で550円です。
ドコモの3回線以上の額は、ドコモ MAX・ドコモ ポイ活 MAX・ドコモ ポイ活 20 の場合です。ほかのプランでは1,100円です。
移る先によって、次のように扱いが違います。
- ドコモから ahamo に移る場合:ahamo の回線は、みんなドコモ割の割引は受けませんが、回線数には数えられます。そのため、残る家族の割引は減りません(出典:ドコモの「ahamoへのプラン変更・手続き時のご注意事項」)。
- au から povo2.0 に移る場合:povo2.0 の回線は、家族割プラスの割引の対象外で、回線数にも数えられません。そのため、残る家族の割引は減ることがあります(出典:povo の「auからpovo2.0への移行時の注意事項」)。
- ソフトバンクやワイモバイルから LINEMO に移る場合:LINEMO には家族割がなく、ソフトバンク・ワイモバイルとのブランドをまたぐ家族割もありません(出典:LINEMO の「家族割引はありますか?」)。
- au から UQモバイルに移る場合:家族割プラスに入っている回線が、auスマートバリューか、UQモバイルの自宅セット割のグループにも入っていれば、そのグループの UQモバイルの回線も、人数に数えられます(出典:au の「家族割プラス」)。
- ほかの会社に移る場合:元の会社の家族割の人数には数えられないので、人数が減った分だけ、残る家族の割引が変わります。
家族が4人以上なら、1人が抜けても3人以上のままなので、残る家族の割引の額は変わりません。減るのは、3人から2人、2人から1人になる場合です。
計算の例:au の家族3人のうち、1人が ahamo に移る
au のau 使い放題MAX+(無制限)を家族3人で使っていて、そのうち1人がahamo(30GB・増量中は40GB)に移る例です。家族割の額は、au の公式ページの額を、この例の金額として使っています(埋め込みではないので、料金が変わっても自動では直りません)。
この例の前提(6項目)
- 今のプラン:家族3人ともau 使い放題MAX+(無制限)。3人とも家族割プラスを受けている
- 移る人:1人がahamo(30GB・増量中は40GB)に移る。データは30GBに収まる
- 自分の家族割:3人以上なので、月1,210円とする(au の家族割プラスのページの額)
- 残る家族の割引の減り:自分が抜けると2人になり、残る2人の割引が1人あたり1,210円から660円に減る。合計で月1,100円とする
- かけ放題、サブスク、光回線のセット割、カード払いの割引は、どちらにも入れない(移る人の差を、家族割の影響だけで見るため)
- 期間限定の割引は入れない
| 足し引きするもの | au 使い放題MAX+ | ahamo | 差 |
|---|---|---|---|
| 基本料だけ | 7,788円(9月22日時点) | 2,970円 | 4,818円 |
| −自分の家族割 | 6,578円(9月22日時点) | 2,970円 | 3,608円 |
| +残る家族の割引の減り | 6,578円(9月22日時点) | 4,070円 | 2,508円 |
表の料金は、個別に書いたもの以外、2026年9月19日時点のものです(税込)。
家族割の行は、上の前提の金額を使っています。残る家族の割引の減りは、残る家族の請求に出る額ですが、家族全体で比べるために、移る人の側に足しています。
基本料だけでは4,818円(2026年9月19日時点)あった差が、家族全体では2,508円(2026年9月19日時点)になります。この例では、家族全体で見ても、乗り換えたほうが安くなります。
家族の人数が違う場合
同じau 使い放題MAX+からahamoへの乗り換えでも、家族の人数で、家族全体の差が変わります。
| 家族の人数 | 自分の月額の差 | 自分の家族割 | 残る家族の減り | 家族全体の差 |
|---|---|---|---|---|
| 2人 | 4,818円 | 660円 | 660円 | 3,498円 |
| 3人 | 4,818円 | 1,210円 | 1,100円 | 2,508円 |
| 4人 | 4,818円 | 1,210円 | 0円 | 3,608円 |
表の料金は、2026年9月19日時点のものです(税込)。
表の「家族全体の差」は、「自分の月額の差」から、「自分の家族割」と「残る家族の減り」を引いた額です(上の図の出し方)。
2人の家族は、1人が抜けると、残る1人は家族割の対象から外れます。家族割は2回線以上が条件なので(au の家族割プラスは「2回線~10回線」)、その人の割引(660円)がまるごとなくなります。
4人の家族は、1人が抜けても3人以上のままなので、残る家族の割引は減りません。
ドコモから ahamo に移る場合は、ahamo の回線も人数に数えられるので、何人家族でも、残る家族の割引は減りません。
料金以外で、家族で話しておくこと
- キャリアメール:au のメールアドレス(@au.com・@ezweb.ne.jp)は、「auメール持ち運び」で、解約したあとも1アドレスにつき月330円で使い続けられます。申し込みは解約から31日以内です。
- 光回線のセット割:au の「auスマートバリュー」は、自宅のインターネットと携帯電話を1つのグループに登録して受けます。抜ける人の回線の割引は、解約の手続きをした月で終わります。残る家族の回線のセット割が続くかは、手続きの前に au に確かめます。
診断で、家族全体の差を見る
回線料金の診断では、「自分が抜けると、家族側で減る割引(月額)」の欄に、残る家族の割引の減りを入れると、候補の月額にその額を足して比べます。計算の例の「残る家族の割引の減り」にあたる額です。
- 入れた額は、今と違うブランドの候補に足されます。同じブランドの中でプランを変える候補には足しません。
- ドコモから ahamo に移る場合は、残る家族の割引は減らないので、診断も自動で ahamo の候補には足しません。ahamo からドコモに戻る場合も同じです(決め方は「計算のしかた」)。
よくある質問
家族割の割引は、誰の請求から引かれますか
家族割は、1回線ごとの割引です。グループに入っている家族のそれぞれの請求から、人数に応じた額が引かれます(ドコモは「回線ごと」、au とソフトバンクは「1人あたり」の額として案内しています)。
4人家族で1人が抜けても、残る家族の割引は変わりませんか
今の主なプランでは、大手3社の家族割は3人以上なら同じ額です。そのため、4人以上の家族は、1人が抜けても残る家族の割引の額は変わりません。ただし、抜けた人の分の割引はなくなります。
ahamo や povo2.0 のような同じ会社の安いプランなら、家族割は減りませんか
会社によって違います。ドコモから ahamo に移る場合は、ahamo の回線も人数に数えられるので、残る家族の割引は減りません(出典:ドコモの「ahamoへのプラン変更・手続き時のご注意事項」)。au から povo2.0 に移る場合は、人数に数えられないので、残る家族の割引が減ることがあります(出典:povo の「auからpovo2.0への移行時の注意事項」)。
家族全員で乗り換える場合は、どう比べればいいですか
全員の家族割がなくなるので、全員の今の月額の合計と、移る先での全員の月額の合計を比べます。移る先の会社に家族向けの割引があれば、その分も入れて比べます。
この記事で使った料金と確認日(2件)
- au 使い放題MAX+ 無制限の月額:7,788円(2026年9月22日時点)
- ahamo 30GBの月額:2,970円(2026年9月19日時点)
各プランの料金と、何で確かめたかの記録は「掲載プランと確認日」にあります。