ahamo とドコモ MAX は、海外でも、追加の料金なしでデータ通信が使えるプランです。ドコモは、2026年12月1日から、海外で使えるデータ量を増やし、長く滞在する人向けの有料のオプションを始めると発表しました(出典:ドコモの報道発表の別紙5)。
年末年始に海外へ行く人が確かめたいのは、次の3つです。
- 対象のプラン:「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ahamo」と、法人向けの「ドコモ Biz データ無制限」
- 使える量:海外で追加の料金なしで使える量が、12月の利用分から、月30GBから月40GBに増える
- 使える日数:追加の料金なしで通常の速さで使えるのは、15日まで。16日目からは、有料の「海外データ通信日数追加オプション」を申し込むと、通常の速さで使える
12月から変わること、変わらないこと
増えるのは、データ量です。15日の決まりは変わらず、16日目からの選び方が1つ増えます。
| 項目 | 11月の利用分まで | 12月の利用分から |
|---|---|---|
| 海外で使える量 | 月30GB | 月40GB |
| 上限に達した後 | ahamo は、買い足すと元の速さ | 40GBに達した後は、買い足しても元の速さに戻らない |
| 16日目から | 最大128kbps | 最大128kbps。有料のオプションで通常の速さ |
海外で使えるのは、契約しているプランの、その月に使えるデータ量の一部です。ドコモは、12月の利用分から、「利用可能データ量のうち、海外では最大40GBまで」と案内しています。
11月の利用分までの ahamo は、国内と海外を合わせて30GBまでです。大盛りオプションを付けている人も、海外で使えるのは30GBまでで、海外で30GBを超えた場合は、買い足しても速度の制限を解除できません。
40GBに達した後の通信の速さは、2026年10月4日の時点で、ドコモの発表には書かれていません。今の決まりでは、ドコモ MAX とドコモ ポイ活 MAX は、海外で使った量が30GBを超えると、海外での速さが月末まで最大1Mbpsになります(出典:ドコモの「ドコモ MAX/ドコモ ポイ活 MAX(海外データ通信)」)。
対象のプランと、使える国・地域
追加の料金なしで使える国・地域の数は、プランで違います。どちらも、渡航先で、スマホの「データローミング」(海外の電波でデータ通信をする設定)をオンにして使います。
表は、2026年10月4日の時点の案内です(出典:ahamo の「海外データ通信」、ドコモの「ドコモ MAX/ドコモ ポイ活 MAX(海外データ通信)」)。ドコモ ポイ活 MAX も、ドコモ MAX と同じページで案内されています。
- ahamo:対応エリアは、ほかのドコモの国際サービスとは違います。対応エリアの外では、データ通信は使えません
- ドコモ MAX:「WORLD WING」(ドコモの携帯電話を海外で使うためのサービス)の契約が必要です。レバノン、バハマ、ボリビア、サントメプリンシペ、ジブチ、ジンバブエでは追加の料金がかかり、使った量に応じた料金になるので、高額になるおそれがあります
行き先が対象かどうかは、出発の前に、上の2つのページの「対応エリア」「利用可能エリア」で確かめられます。
ドコモ mini などのプランの場合
「ドコモ mini」「ドコモ ポイ活 20」「eximo」「irumo」は、今回の増量の対象として挙げられていません。この4つのプランは、「世界そのままギガ」で、日本で契約しているプランのデータ量を海外で使えます(出典:ドコモの「世界そのままギガ」)。
世界そのままギガは、申し込みが必要で、申し込むだけでは料金はかかりません。使うときに料金がかかり、通常のプランは1日あたり980円です。
「ドコモ mini2」については、2026年10月4日の時点で、世界そのままギガのページに記述がありません。
15日の数え方と、16日目からのオプション
日数は、海外で最初にデータ通信を使った日(日本時間)を1日目として数えます。15日が過ぎた後の日本時間の0時から、海外での通信の速さが最大128kbpsになります。
この速度の制限は、データ量を買い足しても解除できません。日本に帰国してデータ通信をするまで続きます(出典:ドコモの報道発表の別紙5)。
12月1日からは、「海外データ通信日数追加オプション」を申し込むと、16日目から後も、通常の速さで使えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象のプラン | ドコモ MAX、ドコモ ポイ活 MAX、ahamo、ドコモ Biz データ無制限 |
| 料金 | 1日(24時間)あたり980円 |
| 使える量 | 最大で月40GB |
| 申し込める時期 | 海外で最初にデータ通信を使った日(日本時間)から数えて、15日が過ぎた後 |
| 申し込みの方法 | My docomo、ahamo のサイト |
ドコモは、国際サービスの通話・通信料には、消費税にあたる額は加算されないと案内しています。
2026年10月4日の時点で、発表に書かれていないこともあります。1日ごとに申し込むのか、まとめて申し込めるのか、自動で続くのか、どの国・地域で使えるのかは、書かれていません。
計算の例:ドコモ MAX の人が、12月に20日間滞在する場合
ふだんは月1GB以下しか使わない人が、12月に20日間、海外に滞在する例です。
この例の前提(6項目)
- プラン:ドコモ MAX(〜1GB/〜3GB/無制限)。上限設定オプション(使える量の上限を決めておく設定)は設定していない
- 国内で使う量:月1GB以下。ふだんの月額は5,698円(2026年10月1日時点)
- 滞在:12月の同じ月の中で20日間。1日目から海外でデータ通信を使い、海外で合わせて10GBを使う
- オプション:16日目から20日目まで、海外データ通信日数追加オプションを、24時間の分で5回使う(1日あたりの料金の5倍で、4,900円)。申し込みの単位は公式に書かれていないので、仮に置いた計算
- 月額の段階の決まり方:2026年10月4日の時点の決まりが、12月も続くものとして計算
- 割引と通話の料金は、比べる額に入れない
| 内訳 | ふだんの月 | 滞在する月 |
|---|---|---|
| ドコモ MAX の月額 | 5,698円 | 8,448円 |
| 日数追加オプション | なし | 4,900円 |
| 合計 | 5,698円 | 13,348円 |
表の料金は、2026年10月1日時点のものです(税込)。
日数追加オプションの額は、発表に書かれた額です。ドコモは、国際サービスの通話・通信料には、消費税にあたる額は加算されないと案内しています。
海外のデータ通信そのものには、15日目まで、追加の料金はかかりません。けれども、2026年10月4日の時点の決まりでは、ドコモ MAX の月額は、国内で使った分と海外で使った分を合わせた量で、3つの段階に分かれます(出典:ドコモの「WORLD WINGのご利用にあたって」)。2026年10月4日の時点で、この決まりを12月から変えるという記述は、ドコモの報道発表と料金改定のお知らせにはありません。
この人は、海外で10GBを使うので、いちばん上の段階になります。オプションの料金だけを見ると増えるのは4,900円ですが、月額の合計では、ふだんの月より7,650円(2026年10月1日時点)多くなります。
滞在が15日までなら、オプションは要りません。その場合も、この人の月額は、ふだんの月より2,750円(2026年10月1日時点)上がります。
ahamo の人は、12月からの月額が、3つの段階に分かれます。海外で使った量が、段階の決まり方にどう数えられるかは、2026年10月4日の時点で、ドコモの発表には書かれていません。
料金のほかに、確かめておきたいこと
- 電話と SMS は別の料金:海外での通話と SMS には、データ通信とは別に料金がかかります。海外では、電話を受けるときにも料金がかかります(出典:ahamo の「海外で使う(電話・SMS)」)
- 無料の Wi-Fi のつもりでも、データ量が減ることがある:ahamo は、データローミングがオンの状態で、ローミングによる海外のデータ通信が起きた場合、その月のデータ量が使われると案内しています(出典:ahamo の「海外データ通信」)
- 世界そのままギガは使えない:ahamo、ドコモ MAX、ドコモ ポイ活 MAX の人は、世界そのままギガを使えません。16日目から後も通常の速さで使う方法は、12月1日からの日数追加オプションです(出典:ahamo の「海外データ通信」、ドコモの「WORLD WINGのご利用にあたって」)
- ahamo の上限の設定:2026年11月1日の時点で ahamo を契約している人(大盛りオプションの人を除く)には、12月1日に、データ量の上限を40GBにする設定が自動で入ります。上限は、ahamo のアプリか My docomo で外せます(出典:ドコモの「料金プラン内容および月額料金改定のお知らせ」)
よくある質問
海外データ通信日数追加オプションは、出発の前に申し込めますか?
ドコモの発表では、申し込めるのは、海外で最初にデータ通信を使った日(日本時間)から数えて、15日が過ぎた後とされています。申し込みの方法は、My docomo と ahamo のサイトです(出典:ドコモの報道発表の別紙5)。
16日目からの速度の制限は、データ量を買い足せば解除できますか?
解除できません。日数による速度の制限は、データ量を買い足しても、日本に帰国してデータ通信をするまで続きます。12月1日からは、日数追加オプションを申し込むと、16日目から後も通常の速さで使えます。
40GBを使い切ったら、買い足せますか?
12月の利用分からは、海外で40GBに達した後は、買い足しても速度の制限を解除できないとされています(出典:ドコモの報道発表の別紙5)。
海外で使った量が40GBに満たない場合は、別です。ahamo で、国内で使った量が60GB超120GB以下の段階を超えているときは、1GB追加オプション(1GBあたり550円)で、速度の制限を解除できます。
ドコモ mini でも、海外で追加の料金なしで使えますか?
今回の増量の対象は、ドコモ MAX、ドコモ ポイ活 MAX、ahamo、ドコモ Biz データ無制限の4つです。ドコモ mini は、有料の「世界そのままギガ」で、契約しているプランのデータ量を海外で使えます(出典:ドコモの「世界そのままギガ」)。
この記事で使った料金と確認日(2件)
- ドコモ MAX 1GBの月額:5,698円(2026年10月1日時点)
- ドコモ MAX 無制限の月額:8,448円(2026年10月1日時点)
各プランの料金と、何で確かめたかの記録は「掲載プランと確認日」にあります。